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企業コンテンツがテレビや雑誌に取って代わる日が来るのか

魅力的な企業コンテンツが増えてきた
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とあるフォーラムのセミナーがあり参加してきました。広報や広告等に関するもので、ウェブマーケティングの勉強と思っていたのですが、先進的な事例に多く触れることが出来ました。中小企業には真似が難しい物もまだまだ多いですが有用な情報でした。

そこで気になった話題が企業メディアや企業コンテンツの話です。企業の方々がSNSを通して発信している自社コンテンツについて説明されていましたが、衰退しつつある雑誌、そしてテレビにまでも取って代わるのではないか?と思わされたのです。

エンターテイメント性あふれる企業コンテンツ

最近ECサイトをはじめとして企業がコンテンツを作って発信する、ということが当たり前のように行われています。オウンドメディアを制作し、そのコンテンツをSNSやメールマガジンのファンに届けている企業は数多くあります。多くはノウハウ記事やまとめ記事ですが、中にはエンターテイメント性の高いものも多くなってきています。

企業コンテンツ事例:日産自動車とネスレ

一つの事例を紹介します。にっちゃん企画というものがあります。にっちゃん企画は日産自動車が作っているコンテンツでSNSを使って拡散されているものです。エンターテイメント性が高く、かつyoutubeで動画も配信しています。文字と絵のコンテンツがメインの中、動画もあって雑誌だけでなくテレビの領域にも侵食してきています。

もう一つ事例を紹介しましょう。キットカットなどで有名な食料品ナンバーワン企業、ネスレではミニドラマを展開しています。いくつかのミニドラマがあるのですが、その中の一つとして下記は「ユアストーリー」というものです。しっかりしたミニドラマになっています(キットカットブレイクタウン)。

大企業ではこのように、自社でコンテンツを制作し、そのコンテンツを拡散してエンゲージメント(よりファンを増やして、「好き」を「大好き」に変える)を狙っています。YouTubeや簡単にブログ形式で記事を投稿できるWordPressなどのサービスが増え、コンテンツを制作しやすくなってきていることも相まって、どんどん企業コンテンツは増えてきているのです。

コンテンツ製作者はどんどん増えていく

コンテンツ制作者はどんどん増えていく

動画も文章もイラストコンテンツも、昔より簡単に出来るようになりました。

企業だけでなく、コンテンツの制作者というのはどんどん増えていく傾向にあり、個人でのコンテンツ制作者も増えています。ユーチューバーと言われる人たちもその一つですし、「歌ってみた」「踊ってみた」も同じように個人がコンテンツを制作し、配信しています。そこから有名になる人達もたくさんいて、一つの職業として若者を中心に認知されつつあります。

旧来、コンテンツ制作は一部の人達だけのものでした。個人がコンテンツを制作するということには大きなハードルがあり、なかなか出来ないものでした。カメラも高いですし、ネットというものがありませんでしたから、大衆に対して動画を発信することは自主映画くらいのものでした。

雑誌媒体も同じように印刷や編集・構成に今以上のお金がかかっていました。しかし同人誌であれば作ることが出来たので、同人誌から論壇に参加するようになるということは昔からありました。同人誌を作っていたら漫画家になったという人も多く、今は印刷費も手が届く範囲ですし、同人誌即売会もありますから、世間へ発表しやすくなっています。

そして同人誌だけでなく、ネットでオウンドメディアを作って記事を書いたり、マンガ・イラストなどのコンテンツを配信することも簡単になりました。昔以上にコストが下がり、多くの人に雑誌と同じようなコンテンツを作って配信するだけでのツールが出てきたことで、雑誌のような読み物系コンテンツ制作者が増えたのです。

個人でも企業でも、コンテンツを作りそれを発信しやすくなっています。そしてそのコンテンツのレベルというのが日に日に上がってきています。今や小学生にとってはテレビで見るよりも、YouTubeで様々なユーチューバーの人たちが上げる動画を見るほうが、エンターテイメント性があって面白く、人気があったりします。

旧メディアがこの先求められる役割とは?

さて、このようにコンテンツ制作のハードルが下がり、企業や個人が簡単にコンテンツを作って配信できるような時代になりました。コンテンツ制作は一部の人達のものではなくなったわけですが、「一部の人達」は今後どうなるのでしょうか?つまりテレビや雑誌のコンテンツを作っていた人たちです。

雑誌編集やテレビ番組の制作など、実際に旧メディアと一緒になってコンテンツを作っていた人たちは今後、ユーチューバーや企業のオウンドメディアと戦っていく必要があります。加えて雑誌もテレビも出稿してくれる広告がなければやっていけませんから、より広告価値のあるコンテンツを作っていかなければいけません。

つまりコンテンツ制作者は誰にでも門戸が開かれる一方で、企業がテレビや雑誌にお金を使うとした場合には、自社で作れないコンテンツを作り配信する必要が出てくるのではないでしょうか。加えてネスレくらい大きな企業になってくれば自社で監督や脚本、出演者を集めて一つの作品を作ることも出来るようになるでしょう。

となると一般の企業が企画することが出来ないレベルのコンテンツというのが求められてきます。

今後のお金の流れでメディアも変わる

広告費が流れている間はテレビ・新聞は強い

まだまだ広告費が多い間はテレビも安泰でしょうか?

一般の企業や個人が作ることが出来ないレベルのコンテンツという意味で言えば、全く逆のものとして雑誌であればアンケート企画や読み物企画は非常に厳しくなるでしょう。また街角スナップのようなものも雑誌でなくても出来るコンテンツであり、これらはすぐに新メディアが真似することが可能です。

一方のテレビやラジオでいえば、トーク番組については非常に厳しい部分があるなと重います。ひな壇芸人と言われる人たちがトークをするのは別にテレビでなくても構いません。インターネットでもいいし、それこそニコニコ超会議などは朝まで生テレビの小さい規模のようなトークを繰り広げていました。

とは言えインターネットにはそういった「抱かれたい芸能人アンケート」や「ひな壇トーク番組」のようなものはあまり見かけません。それはまだそういったものを作るだけのレベルに、インターネットコンテンツを作っている製作者が届いていないというのもあります。ただし、すぐにキャッチアップしてくるでしょう。

その時に壁となるのは制作費くらいのものでしょう。今もそうですが、インターネットよりもテレビのほうが圧倒的に大きな広告費が流れています。YouTube広告費はテレビの広告費に比べれば微々たるものでしょう。ですので制作も費用がかかるものはテレビでしか出来ません。雑誌も同じです。

これがもしインターネットにも同じくらいの広告費が流れてきたとした場合、特にテレビや雑誌の旧メディアでコンテンツを配信する必要はなくなってくるでしょう。それがいつになるかはわかりませんが、企業の広告費の分配は確実に昔と違ってきていると言えます。

まとめ:広告費をどう配分するか?

広告費の配分がカギを握っている

広告費は旧メディアと新メディアで配分されるように…

結局、インターネットのオウンドメディア・独自コンテンツ制作が可能になってきたおかげで、大手企業、また中小企業でも広告費を持っている企業にとっては広告費をどこに配分するのか?が大きなポイントになってきています。今まではテレビや新聞に広告を出せばそれで事足りました。広告制作もどこかの代理店に任せておけばよかったのです。

しかし時代は代わりました。コンテンツ制作も広告出稿も選ぶ事ができるのです。

  • コンテンツ制作は自社で行い、ネットのメディアを使って自社で流す
  • コンテンツ制作は外部で行い、ネットのメディアを使って自社で流す
  • コンテンツ制作は自社で行い、雑誌・テレビ・ラジオ・新聞で流す
  • コンテンツ制作は外部で行い、雑誌・テレビ・ラジオ・新聞で流す

という4つの可能性が出てきたというわけです。まだまだコンテンツを作ってもそれをテレビなどの旧メディアが買い取る、という体制はできていないので、独自コンテンツの制作はインターネット経由がメインになるかとは思います。

とは言え5年後、10年後はインターネット以外も独自コンテンツを流すことができるようになるでしょう。メディアは日本語では媒体です。何かと何かをつなぐもののことをさします。広告・広報でいえば視聴者・一般ユーザーとコンテンツを結ぶことになります。その時のメディアはテレビ・新聞などの旧メディアかもしれないし、新メディアのインターネットかもしれません。

自社のターゲットとしている人たちに届くメディアを選択し、利用するようになるでしょう。今までのようにテレビや新聞が力を持つ時代から、コンテンツ制作を行う企業・個人が力を持つようにる、そんな時代も遠くはないのかもしれません

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