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なぜ10代20代の若者は音楽をダウンロードしないのか?

音楽視聴はCDレンタル?ダウンロード?
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日本でウォークマンが生まれ、アメリカでiPodに変わり、そして現代はスマートフォンでも音楽を聞くことができるようになりました。様々なデバイスで音楽を聞く事ができ、かつテレビ・ラジオや町中の宣伝なども音楽が溢れています。

これだけデジタル音楽が普及してきているなら、若い人たちを中心にやっぱり音楽を聞くならインターネットでダウンロードだろうと思うでしょう。しかし実は10代20代の若者はあまり音楽をダウンロードしていないのです。代わりに昔ながらのTSUTAYAやゲオでCDレンタルの方が多いのです。なぜなのでしょうか。

CDレンタルとダウンロードには大きな価格差がある

インターネットがスマートフォンでもパソコンでもできる時代、簡単にiTunesやGooglePlayで音楽を購入しているんじゃないか?と感じますが、実際はダウンロードよりもCDレンタルのほうが利用率は高いデータがでています。「10代女性の91.8%は無料音楽サイトで音楽を聴いている? 現代の音楽視聴に関する調査結果」から、CDレンタルと音楽ダウンロードの10代・20代の男女の割合を抽出してみます。

過去1年以内にCDレンタルをした・音楽ダウンロードをした

男性10代 男性20代 女性10代 女性20代
CDレンタル 35.40% 43.00% 41.20% 45.00%
音楽ダウンロード 23.30% 28.20% 17.80% 21.90%

上記のようにCDダウンロードはCDレンタルよりも利用率は低いのです。30代40代くらいであれば、CDレンタルが当たり前の時代に育っていましたから、ダウンロードよりも多いのは予測できるでしょうが、10代20代のデジタルネイティブ世代でもCDレンタルの方がダウンロードよりも利用されているのです。

ダウンロードに比べてCDレンタルの場合は、大変手間がかかります。例えばiPodのようなmp3プレーヤーで音楽を持ち歩いて聞く場合、CDをレンタルしてきて、CDをパソコンでリッピングしてmp3に変換し、それをプレーヤーに移動させる必要があります。さらにCDを返却しに行くという手間もあります。音楽ダウンロードであればダウンロードしてプレーヤーに移すだけですから、手間がだいぶ省けます。

しかしそれでもCDレンタルを若い世代が行っているのは価格が安いからに他なりません。CDダウンロードの基本的な値段は1曲安くて100円、高いと250円くらいします。それに比べてCDレンタルは100円~160円でシングルを借りる事ができ、アルバムの場合は240円~340円でレンタル可能です(参照)。特にアルバムの場合、10曲以上入っています。12曲入っているとした場合、1曲当たりの金額は20円です。

さらにTSUTAYAやGEOではアルバム5枚レンタルで1000円、10枚レンタルで1000円と言ったようなキャンペーンが行われたりもします。この場合、1曲あたりの金額は10円を切ります。この金銭的なメリットを考えると、たとえCDを借りに行く・返却しに行く・リッピングするという手間を考えても、お得だと若い世代は考えているわけです。

CDレンタルの方が利用されている

最も多い音楽の楽しみ方は無料視聴

CDレンタルという昔ながらの手法が今も使われていますが、最も利用されている音楽の視聴方法は無料サイトでの視聴です。上記の参照サイトには無料で音楽を聞けるサイトを1年の間に利用したか?という質問の解答割合は下記のようになっています。

男性10代 男性20代 女性10代 女性20代
無料サイト 87.10% 85.00% 91.80% 87.50%

無料サイトを利用して音楽を聞いた割合は、CDレンタルや音楽ダウンロードに比べて、圧倒的に多くの若者が利用しています。8~9割が音楽を無料であれば楽しんでいます。CDレンタルや音楽ダウンロードでは半分以下だったのを考えると、「無料なら音楽を聞く」と言う人たちが若者の中でもおよそ3~4割ほどいると考えられます。

まとめ:1曲当たりの適正価格は10~30円?

上記のように、若者は音楽を聞くのにお金を払わないということが透けて見えます。無料であれば聞く人は9割近いけれども、有料になるとおよそ50%程度だけが10代20代であってもお金を払って音楽を聞くようです。

となると、音楽1曲あたりの適正価格と言うのはいくらくらいなのでしょうか?CDやジャケット、おまけなどを除いた音楽そのものの価値はだいたい10円~30円程度と若い人たちは考えているのではないでしょうか。もちろん好きなアーティストのCDであれば複数枚買う人もいますが、それはアーティストへの応援であって、音楽そのものへの価値を適正に反映していません。

今の時代音楽そのものは高く売れない時代のようです。どんなに時間をかけて音楽を作っても、高く売れません。だからこそ握手券や特別なカード、ライブという空間での体験などへ音楽業界は舵を切っているのでしょうね。音楽は一つのコンテンツで、その音楽と様々なその他コンテンツを組み合わせることで、付加価値が生まれるのではないでしょうか。

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